2018年 秋 皮革手工芸教室「第40回展示発表会」

2018年11月21日(水)~22日(木)に、
東京・蔵前の東京鞄会館にて、「第41回展示発表会」が行われました。
毎年行われるこの展示会では、「皮革手芸教室」で作られた様々なオリジナル作品を展示・販売しています。今年も会場内は、多くの来場者でにぎわっていました

展示風景イメージ1

テーマは「赤いコインケース」

毎年行われている展示会ですが、今年から初めての試みとして、「テーマに沿った作品の募集」を行っていました。
今年のテーマは「赤いコインケース」。
実行委員会では初め、「テーマを決めてしまうと、同じような作品ばかりになってしまうのではないか?」ととても不安だったそうです。
しかし、皆さんには大好評!実際に集まった作品も、同じ「赤」であるにも関わらず作品ごとに風合いが異なっていました。型紙は3種類と決まっていたそうですが、どのコインケースも同じ型紙から作ったとは思えないような個性が光る素敵な作品ばかりです。
たくさんの赤いコインケースが並んでいる様は圧巻でした。

展示風景イメージ2

テーマコーナーを見て、「次はどんなテーマなの?」と次回の展示会のテーマを楽しみにしている方も大勢いらっしゃいました。
作品を出品する生徒のみなさんも、テーマに合わせた作品作りに張り切っているとのことです。

研修科・専門科、指導員による素敵な作品たち

テーマが決められた作品だけではなく、卒業制作やオリジナル作品など、他にも目を惹かれる作品がたくさん展示されていました。

研修科のみなさんの作品はお盆やマガジンラックなど、決められた型紙に沿って作られています。色や柄は制作者の自由な発想で作られていて、見るのが楽しくなってしまいます。どの作品も個性がにじみ出る素敵なものばかりでした。

展示風景イメージ3

専門科のみなさんの作品は型紙のデザインから革の裁断、縫製まで全て自分で制作をしています。
普段使いができそうなバッグや、つい飾りたくなってしまう作品など、細部までこだわりが見える作品が展示されていました。

展示風景イメージ4

さらに、部屋の奥には指導員のみなさんの作品が展示されていました。
特に驚いたのは絵画のような額縁に飾られている作品たち。細部まで細かく彫られたものから、革を染めて作り上げた作品まで革作品の幅が広いことを改めて感じました。

展示風景イメージ5

見て楽しむだけではなく、購入もできる販売コーナー

展示会には、生徒のみなさんが制作した作品が購入できるコーナーもあります。めがねケースやポーチなど、普段使いができるような作品が販売されていました。
人気の作品はすぐに売れてしまうとのこと。展示会一日目はこの販売コーナーを目当てに長蛇の列ができるそうです。

展示風景イメージ6

販売されている作品は全て本革を使用した本格的な作品。革製品に馴染みのない方や世界に1つだけの作品に興味がある方にはおすすめです。



テーマ展示に作品観覧コーナー、販売コーナーといろいろな楽しみ方ができる皮革手芸教室の展示発表会。来年は、どんな作品が並ぶのでしょうか?

実用的であり、且つ、無限に広がる魅力を持った皮革製品の魅力を伝える展示会に、来年も是非お越しください。毎年訪れている方はもちろん、初めて訪れる方もお待ちしています。